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商品説明
親を看取った、夫も見送った、子どもたちは独立した。根っこのない寂しさをひしひしと感じる六十代半ば。女ひとり、自然と寄り添い、犬猫と暮らす日々。生まれたり死んだり、咲いたり遊んだりする生きものたちの傍にいると、自分自身の「生きる」もしっかと受け止められる。そんな人生を楽しむ比呂美さんの家に、野犬の仔犬がやって来た。不自由だけど、「生」があふれている。ワンオペ、シニア、多頭飼い。野山から来た怯えたいのちが家族となった三年間の記録。
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収録内容
1 | 1 森のお母さんに教わった知恵 |
2 | 2 おれがママの代わりになるよ |
3 | 3 いいじゃない、しあわせならば |
4 | 4 うちはうち、よそはよそ |
5 | 5 たったひとつ救ったところで |
6 | 6 ここにいるけどここにいない |
7 | 7 火を見つめるコヨーテのように |
8 | 8 あの表情を見たくないのだ |
9 | 9 すべての計画はファンタジー |
10 | 10 笑って、跳ねて、走って、誘って |
11 | 11 三大欲求が寂しさを埋める |
12 | 12 犬猫のいない便利、いる充実 |
13 | 13 生きてることはむだじゃない |
14 | 14 動植物園に住み込まない? |
15 | 15 おかあさんだ、生きてたんだ |
16 | 16 最果ての老後、犬猫どうする? |
17 | 17 この家には、犬二匹、猫二匹 |
18 | 18 あとは野となれ山となれ |
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