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無意味なものと不気味なもの (中公文庫)

春日武彦/著

1012円
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発売日 2024年05月下旬発売
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仕様

商品番号NEOBK-2981811
JAN/ISBN 9784122075146
メディア 本/雑誌
販売中央公論新社
ページ数 349

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

あれはいったい何だったのだろう―私たちの心をざわつかせ、名状しがたい不安感を呼び起こす、過去の体験や不穏な記憶。作家・精神科医である著者が、そうした人間心理の暗部に触れる“無意味で不気味なもの”の正体を、ラヴクラフトや車谷長吉などの小説作品に探る。異色の恐怖文学論に書き下ろしの新章を増補した決定版。

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    収録内容

    1 隠蔽された顔―ナサニエル・ホーソーン『牧師の黒のベール』
    2 本物そっくり―河野多惠子『半所有者』
    3 糞と翼―パトリック・マグラア『長靴の物語』
    4 姿勢と連想―古井由吉『仁摩』
    5 受話器を握る怪物―H.P.ラヴクラフト『ランドルフ・カーターの陳述』
    6 孤独な日々―日影丈吉『旅は道づれ』
    7 南洋の郵便配達夫―J・M・スコット『人魚とビスケット』
    8 描きかけの風景画―藤枝静男『風景小説』
    9 墜落する人―レイ・ブラッドベリ『目かくし運転』
    10 救われたい気持ち―高井有一『夜の音』
    11 果てしない日々―クレイ・レイノルズ『消えた娘』
    12 世界の構造―富岡多惠子『遠い空』
    13 グロテスク考―カースン・マッカラーズ『黄金の眼に映るもの』
    14 うふふ。―車谷長吉『忌中』
    15 昆虫的―内田百〓『殺生』+ブルーノ・シュルツ『父の最後の逃亡』
    16 文庫版ボーナストラック 入り込んでくる人―庄野潤三『黒い牧師』

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