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本/雑誌

記憶に残る日本語 文豪一二四人の名言・名文

中村明/著

3080円
ポイント 1% (30p)
発売日 2024年06月中旬発売
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仕様

商品番号NEOBK-2982649
JAN/ISBN 9784791776467
メディア 本/雑誌
販売青土社
ページ数 372

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

作家たちによる日本語表現の極意。

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    収録内容

    1 心の底を叩いて見るとどこか悲しい音がする
    2 千七、八百年前に同時に型を脱し、同時に窯を出て、同じ墓壁に
    3 宵闇に浮かぶ白い浴衣も、おぼつかない白粉の匂いも
    4 桐の花の色もちらつかせ、カステラの手ざわりも匂わせたい
    5 首だけが、ひとりでに高く登って行く様な気持ち
    6 うれしさ、聡ずかしさのやり場はこれ以外になかった
    7 秋の雨自らも、遠くへ行く寂しい旅人のように
    8 老年の凍りつくようななさけなく
    9 桜の樹の下には屍体が埋まっている
    10 風鈴の音がその日いちにちの終りをセンチメンタルに結ぶ
    11 五彩の花々は絶間なく空を染め、絶間なく空に吸込まれた
    12 薄鈍びて空に群立つ雲の層が増して
    13 浅草の路地の朝は、味噌汁のかおりで明けた
    14 永劫であろうとするような光の顫動が音響をすら放って
    15 夕日が波紋のような最後の光を放っている中へ五つの影が
    16 貝がらを耳に当てると海の音が聞えるの
    17 街燈に照らされた雨が、物思いにふける主人公の姿を映す
    18 胸の中にほんの少し不逞な気分が入りこんできた
    19 お前の舌/お前の眼/お前の昼寝姿が/今はっきりと
    20 思いつめた目をした中年男が冷たく光る鋭利な刃物を
    21 やがてだれもいなくなった庭だけが残った
    22 彼女自身の心みたいに暗い森の奥で
    23 マッシュされたじゃがいもに長靴の底の模様が残る
    24 まさに辞書の鬼で、鞄は「どす黒い情念の塊」

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