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商品説明
天皇や大臣は何を遺そうとしたのか。皇統の確立と摂関家の成立にはどんな関係があるのか。御遺誡と呼ばれる史料がある。遺詔や遺言とは異なり、多くは子孫や門下などの後人に遺した訓戒である。そのほとんどはいつしか失われてしまい、あらたな嫡流となった人物の「御遺誡」だけが後世まで残された。平安時代の皇位や摂関の継承、さらには時代の深層に迫り得る史料として近年、注目されている。日本古代政治史の大家が、五つの御遺誡を通して案内する奥深い古典世界。
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収録内容
1 | 第1章 嵯峨天皇と『嵯峨遺誡』(嵯峨天皇と皇位継承 |
2 | 『嵯峨遺誡』の内容 |
3 | 嵯峨天皇と『嵯峨遺誡』) |
4 | 第2章 宇多天皇と『寛平御遺誡』(皇統交替と宇多・醍醐天皇 |
5 | 『寛平御遺誡』の内容 |
6 | 宇多天皇と『寛平御遺誡』) |
7 | 第3章 菅原道真と『菅家遺誡』(菅原道真の功罪 |
8 | 『菅家遺誡』の内容 |
9 | 菅原道真と『菅家遺誡』) |
10 | 第4章 醍醐天皇と『延喜御遺誡』(宇多・醍醐皇統の確立と朱雀天皇 |
11 | 『延喜御遺誡』の内容 |
12 | 醍醐天皇と『延喜御遺誡』) |
13 | 第5章 藤原師輔と『九条右丞相遺誡』(小野宮流・九条流と藤原師輔 |
14 | 『九条右丞相遺誡』の内容 |
15 | 藤原師輔と『九条右丞相遺誡』) |