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商品説明
今日も電車で他人のふるまいが気になったあなたに。モヤモヤ・イライラの原因にして、鉄道の正確な運行を支えてもいる、「車内の空気」のクロニクル―。
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収録内容
1 | 第1章 「社会の縮図」としての鉄道(「社会の縮図」としての鉄道 |
2 | 通勤の基本構造と鉄道都市・東京 |
3 | 鉄道における規範の意味と役割) |
4 | 第2章 鉄道規範は劣化したのか?(「規範劣化」言説の戦後史 |
5 | 鉄道治安は悪化したのか? |
6 | 「規範劣化」言説はなぜくりかえされるのか?) |
7 | 第3章 20世紀前半の車内規範:交通道徳の時代からエチケットの時代へ(戦前の車内空間のざわめき:永井荷風「深川の唄」から |
8 | 戦中の車内規範とナショナリズム:家庭と隣組としての交通道徳 |
9 | 戦後の車内規範とデモクラシー:科学と市民としてのエチケット |
10 | 通勤地獄の社内規範と都市問題:「物体」のあいだのテクニック) |
11 | 第4章 20世紀後半の車内規範:マナーの時代と規範感度の高度化(エチケットからマナーへ |
12 | マナーポスターの世相史:コミュニケーションを微調整するポスター |
13 | マナー論争の時代:国鉄民営化と消費者たちの秩序維持 |
14 | 高度化するマナー/不機嫌になる乗客) |
15 | 第5章 現代の車内規範:新しいモノの登場と再構築されるマナー(社会問題化する痴漢:女性の社会進出と車内空間のジェンダー秩序の再編 |
16 | なぜ車内のケータイは迷惑なのか?:情報空間と現実空間のジレンマ |
17 | リスク化する車内空間:環境管理と規範意識のスパイラル |
18 | ユーモアとしての車内規範) |