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商品説明
反戦、反権力、自由主義。戦前戦後を通じ、岩波書店、中央公論社、角川書店、平凡社などの出版社で書籍雑誌を編み、「饒舌な編集者」にして「寡黙な執筆者」として活動した林達夫。不透明な時代を生きるわれわれに強く響く、その思想と行動の軌跡。
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収録内容
1 | 第1幕 その精神形成(幼時のシアトル生活―西洋文化との出会い |
2 | 家族と離れて福井に育つ―役割演技の習得 ほか) |
3 | 第2幕 存在証明としての翻訳(ブッセ『イエス』―出発点としての翻訳 |
4 | ブリュンティエール『仏蘭西文学史序説』―絶版と改訳 ほか) |
5 | 第3幕 思想運動としての編集(雑誌『思想』と「岩波講座 世界思潮」 |
6 | 野呂栄太郎と「日本資本主義発達史講座」 ほか) |
7 | 第4幕 方法としての反語(反語を駆使した評論―沈黙という雄弁 |
8 | シェークスピア・ガーデンと「鶏を飼う」 ほか) |
9 | 第5幕 何が林達夫を支えたのか(林達夫における変化と持続 |
10 | “聖なるもの”への共感―聖フランチェスコ・野呂栄太郎・隠れ切支丹 ほか) |