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商品説明
仏教はどこから来て、何であり、どこへ行くのか。近代において仏教には静かな革命が起こっていた。僧侶に限らず、個人や俗人が、さまざまな垣根を超えて活躍し、社会や時代のなかで仏教はその内実を再編成していった。清沢満之、近角常観、亀井勝一郎、鈴木大拙、高楠順次郎、五来重、梅原猛、瀬戸内寂聴...。気鋭の研究者が「近代仏教」を透徹したまなざしで見つめる、決定版。
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収録内容
1 | 近代仏教とは何か |
2 | A 学知・精神・国家(吉田久一と清沢満之 |
3 | 清沢満之と近角常観 |
4 | 青年文化としての仏教日曜学校―大正期における「子ども」の仏教 |
5 | 近代仏教と神道 |
6 | 日本回帰の思想構造―亀井勝一郎におけるキリスト教と親鸞 |
7 | 仏教ジャーナリスト大拙 |
8 | 高楠順次郎と親鸞―グローバル世界の仏教学者 |
9 | 昭和初期の仏教/キリスト教論争―高楠順次郎を中心として) |
10 | B 実践・生命・民俗(儀礼と近代仏教―『新仏教』の論説から |
11 | 破戒の国の戒律論―「半透明の規範」の歴史 |
12 | 教養主義、生命主義、日本宗教 |
13 | 役行者の近代 |
14 | 仏教民俗学の思想―五来重について |
15 | 五来重と仏教民俗学の誕生 |
16 | 梅原猛の仏教思想 |
17 | 仏教者 瀬戸内寂聴) |
18 | 俗なる聖性を求めて |