本/雑誌
ジェンダーとLGBTQの哲学 (未来世界を哲学する)
神島裕子/責任編集 小手川正二郎/〔ほか〕著
2640円
ポイント | 1% (26p) |
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発売日 | 2024年06月下旬発売 |
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商品説明
ボーヴォワールが『第二の性』で新しい概念の登場を予感させて以降、20世紀の哲学はジェンダー論の展開・受容に大きく舵を切った。だがなお、私たちの認識にはジェンダーをめぐる不正義があり、学問にも性差別が残っている。こうした問題は思想・実践の力によって少しずつ解決されてはいるものの、20世紀には表在していなかったLGBTQという観点によって、よりいっそう複雑化している。性の多様性に対して哲学は何を言えるのか。これは21世紀の重要な問いのひとつである。
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収録内容
1 | 第1章 ジェンダーが問い直す哲学―「尊重しあう愛」は可能か(哲学とジェンダー |
2 | 身体 |
3 | 愛) |
4 | 第2章 ジェンダーをめぐる認識的不正義―マスメディアの企業風土と組織の証言的不正義(個人が犯す証言的不正義 |
5 | 組織が犯す証言的不正義 ほか) |
6 | 第3章 性差をめぐる科学研究の落とし穴―統計学をいかに使いこなすか(能力に性差はあるか?算数・数学のテストを例に |
7 | 統計学と心理学 ほか) |
8 | 第4章 LGBTQの人々が「自分らしく生きる」ということ―性のポリティクスから多様性の哲学へ(不可視化された差別と生きづらさ |
9 | 差別を助長しかねない?―LGBT法 ほか) |