著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
声と音が生活の大部分を占め、音のない言葉がごく例外的な人々の間に限定された時代があった。本書が光を当てる中世ヨーロッパ(西暦でおよそ五〇〇~一五〇〇年)とは、そういう時代である。騒々しい世界のなかで、沈黙とはいかなるかたちでありえたのか。修道院の静寂、服喪の嘆き、聖なる沈黙...。新進の中世史家による、感情史の魅力を伝える一冊。
関連記事
収録内容
1 | 第1章 祈りと沈黙 |
2 | 第2章 統治の声の狭間で |
3 | 第3章 感情と声、嘆き、そして沈黙 |
4 | 第4章 聖と俗 |
5 | 第5章 聖女の沈黙 |
6 | 第6章 沈黙から雄弁へ |
7 | 第7章 沈黙を破る女 |