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商品説明
ろうの両親の元に生まれた「ぼく」。小さな港町で家族に愛され健やかに育つが、やがて自分が世間からは「障害者の子」と見られていることに気づく。聴こえる世界と聴こえない世界。どちらからも離れて、誰も知らない場所でふつうに生きたい。逃げるように向かった東京で「ぼく」が知った、本当の幸せとは。親子の愛と葛藤を描いた感動の実話。
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収録内容
1 | 第1章 海辺の小さな町に生まれて(平凡な町に暮らす、“ふつうではない”親子 |
2 | 聴こえない母は、おかしいのかもしれない |
3 | 母の喋り方を笑われてしまった日 |
4 | 授業参観や運動会に、来ないでほしい |
5 | “手話”は変な言語なのだろうか |
6 | 障害者の子どもへの無理解と差別) |
7 | 第2章 自分の親が恥ずかしい(息子の“声”を聴きたくて |
8 | いじめられていることを相談できない |
9 | 両親の障害を公表した同級生 |
10 | 思い出が残っていないアルバム |
11 | 息子の将来について、話し合えない母 |
12 | 障がい者の子どもになんてなりたくなかった) |
13 | 第3章 そして、上京(いつだって笑っていてほしいから |
14 | 大学に行くことを諦めざるを得なかった |
15 | 差別してきた社会を見返すために |
16 | 手話を使って話してくれて、ありがとう |
17 | 母を見捨て、東京へ行くことを決意したぼく |
18 | 携帯電話に残された“無言の留守電”) |
19 | 第4章 コーダに出会う(お店で出会った聴こえないお客さん |
20 | 聴こえない親に育てられた“コーダ” |
21 | ろう者難聴者がうたったバースデーソング |
22 | 東日本大震災が母を襲った |
23 | 父が死んでしまうかもしれない |
24 | 子どもを作ることを反対されていた両親) |
25 | 第5章 母との関係をやり直す(祖母の死と、母が抱く哀しみ |
26 | 聴こえなくても“できること”とは |
27 | コーダの野球選手に教わった、親子の愛情 |
28 | 優生保護法の被害者になった障害者たち |
29 | コーダとして生まれたことを誇りに思う |
30 | 「守る」のではなく「ともに生きていく」) |