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商品説明
映像作品での坂本龍馬像は大きく変わってきた。サイレント映画では阪東妻三郎や月形龍之介、榎本健一といったスターが龍馬を演じた。戦後しばらくは主役級が龍馬を演じることはなく、それを転換したのが司馬遼太郎の小説『竜馬がゆく』。土佐弁を喋る庶民的合理主義者として龍馬は映像化され一躍人気者となる。一九七〇年代以降は革命家のイメージやテレビドラマでのヒーロー、パロディ作品など多様に龍馬は演じられていく。龍馬イメージの変遷に歴史観と時代の価値観の反映を見る。
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収録内容
1 | 序章 龍馬はどんな生涯を送った人物だったのか? |
2 | 第1章 戦前・戦中期の龍馬像 |
3 | 第2章 戦後の昭和三〇年代までにおける龍馬像 |
4 | 第3章 『竜馬がゆく』と司馬史観 |
5 | 第4章 新左翼運動と革命家としての龍馬像 |
6 | 第5章 変わりゆく龍馬像1―一九八〇年代以降の映画&TVドラマ |
7 | 第6章 変わりゆく龍馬像2―パロディー&SF的作品 |
8 | 終章 ポスト『竜馬がゆく』時代の龍馬像 |