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商品説明
映画の未来は、革命の未来がそうであるように、きわめて不明確である。批評史上の必読論文に最新時評、海外誌へ寄稿した“年間ベスト10”2001‐23年他を収録した超豪華版!書き下ろしラオール・ウォルシュ論、伝説のロマンチック・コメディー論「スクリューボールまたは禁止と奨励」、異色のレンフィルム=ソ連映画史「署名の変貌」、ロッセリーニのイタリア映画史からルノワール、ゴダール、オリヴェイラをめぐり、ライカート、黒沢清、濱口竜介の新作へ―。
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収録内容
1 | 序章(映画の「未来」に向けて) |
2 | 1(ラオール・ウォルシュまたは「伝説」と「現実」を超えて) |
3 | 2(スクリューボールまたは禁止と奨励―ハリウッド30年代のロマンチック・コメディー |
4 | オーソン・ウェルズはたえずフィルモグラフィーを凌駕しつづける ほか) |
5 | 3(ロッセリーニによるイタリア映画史 |
6 | ロベルト・ロッセリーニを擁護する ほか) |
7 | 4(ジャン・ルノワール論のために |
8 | レマン湖の畔にて―ゴダールにとってのあるいは、ストローブにとってのスイスについて ほか) |
9 | 5(署名の変貌―ソ連映画史再読のための一つの視角) |
10 | 6(吹きぬける風のかなたに |
11 | 寡黙なるものの雄弁―ホウ・シャオシェンの『恋恋風塵』) |
12 | 7(歳をとらずに老いるということの苛酷さについて―ペドロ・コスタ『ホース・マネー』 |
13 | 十字架 シャワー 濡れた瓦―『ヴィタリナ』をめぐってペドロ・コスタに訊いてみたい三つのことがら ほか) |
14 | 終章(映画の「現在」に向けて―ゴダールの『奇妙な戦争』に触れてふと思うこと) |