本/雑誌
モラル・エコノミー インセンティブか善き市民か / 原タイトル:THE MORAL ECONOMY (ちくま学芸文庫)
サミュエル・ボウルズ/著 植村博恭/訳 磯谷明徳/訳 遠山弘徳/訳
1650円
ポイント | 1% (16p) |
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発売日 | 2024年09月中旬発売 |
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商品説明
経済学は人間を単なる利己的な存在と捉えがちだが、果たしてそれは正しいのだろうか。米国を代表するリベラル派経済学者のボウルズは、アリストテレスに始まる古今の社会思想や、実験経済学・行動科学から得られた興味深い数々の知見をもとに、そうした人間観に疑問を呈する。人間の利己心を前提に組み立てられたインセンティブは、社会を繁栄させるどころか逆の効果を生むことさえある。「あるがままの人間」を精緻に解明したうえで、「善き市民」としての人間の性質を補完するような制度・立法への道を探究した本書は、現代の経済学・社会科学を総合した一大到達点を示している。
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収録内容
1 | 第1章 ホモ・エコノミクスに関する問題 |
2 | 第2章 悪党のための立法 |
3 | 第3章 道徳感情と物質的利害 |
4 | 第4章 情報としてのインセンティブ |
5 | 第5章 リベラルな市民文化 |
6 | 第6章 立法者のジレンマ |
7 | 第7章 アリストテレスの立法者の使命 |