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商品説明
多彩な対象に美を見出す稀有なる美学者。代表作「委員会の論理」にいたるその思想を再構成する。反ファシズムをとなえ、主観の解体と集団的知覚といった現代のメディア論にも通じるテーマを展開。機械、映画、スポーツや言語活動等、あらゆるものを美的観点から論じた中井正一の知的世界を再構成する、26年間の研究の記録。
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収録内容
1 | 第1章 中井正一再考―集団的思惟の機構について |
2 | 第2章 中井正一における集団的コミュニケーションの観念 |
3 | 第3章 集団/身体/言語活動 |
4 | 第4章 中井正一の言語活動論をいかに読むか |
5 | 第5章 中井正一と概念の問題 |
6 | 第6章 中井正一における“性格”論の諸相 |
7 | 第7章 集団的思考と危機―三〇年代の中井正一と分裂するディア・ロゴス |