本/雑誌

西村朗しるべせよ始原の声、大悲の淵

6930円

ページ数	39

生死は眼前にあり...創造と探究のオデッセイ。全身全霊、根源音響を希求し続けた作曲家の核心に迫る尖鋭なクリティーク。

1	プロローグ高畑への道『12奏者と弦楽のための“ヴィカラーラ”』
2	鴫野・原光景1
3	鴫野・原光景2 『ギター協奏曲“天女散華”』
4	寂光院にて『寂光哀歌』
5	声の筆法―レコーディングで歌曲『涅槃』『輪廻』
6	西村と朔太郎の言語体質1 『「青猫」の五つの詩』
7	西村と朔太郎の言語体質2 「詩魂」と「歌霊」
8	合唱の原点『汨羅の淵より』
9	日本万国博覧会1970
10	光、来たれり『オーケストラのための耿』
11	「血の匂い」と永平寺の音声『慧可断臂』『華開世界』
12	ヘテロフォニー1 『弦楽四重奏のためのヘテロフォニー』と『ケチャ』
13	ヘテロフォニー2 『雅歌1～4』
14	ヘテロフォニー3 『2台のピアノと管弦楽のヘテロフォニー』
15	ヘテロフォニー4 ヘテロフォニーとは何か
16	ヘテロフォニー5 『リグ・ヴェーダ』とヘテロフォニー
17	ヘテロフォニー6 『太陽の臍』
18	邦楽器の領分1 篳篥と箏
19	邦楽器の領分2 尺八と雅楽
20	音狂の地層『星辰神楽』(1992年)に至る5年〔ほか〕