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商品説明
大正~現代まで、ラディカルな問いかけをしてきた日本の女性作家たち。現在のフェミニズムの状況も踏まえ、長年、日本女性文学の研究を続けてきた米文学者ならではの「読み」を提供する。クァーキーとは...「風変わりな」「つむじ曲がりの」といった意味で、近年、英語圏での日本女性文学評でよく使われている。
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収録内容
1 | 第1章 大正期のパイオニア的フェミニスト女性作家たち―田村俊子と宮本百合子 |
2 | 第2章 森三千代の「東南アジア」小説―「国違い」「帰去来」における「民族」および「混血」のテーマ |
3 | 第3章 反逆の構造―円地文子『女坂』を読む |
4 | 第4章 「黒さ」と想像力―有吉佐和子『非色』の世界 |
5 | 第5章 「制度としての母性」対「経験としての母性」―アドリエンヌ・リッチの「母性」論から読む一九六〇年代末―八〇年代の女性作家たち |
6 | 第6章 山姥は笑っている―円地文子と津島佑子 |
7 | 第7章 トニ・モリスンと津島佑子 |
8 | 第8章 「狭間」から書く在日コリアン女性作家たち―李良枝『由煕』を中心に |
9 | 第9章 世界/地球文学としての日本・韓国の女性文学 |
10 | 第10章 「ポストフェミニズム」世代としての「摂食障害小説」作家たち―松本侑子、小川洋子、赤坂真理 |
11 | 第11章 伊藤比呂美における「エコロジカル・フェミニスト」詩人への道筋―「カノコ殺し」から『河原荒草』まで |