「伊豆の踊子」論現実と創造の境域
田村嘉勝/著
田村嘉勝/著
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商品説明
新しく、鮮明に浮かび上がる“読み”。何度も教科書に掲載され、繰り返し映画化された川端康成の「伊豆の踊子」。日本人にとってもっとも馴染みある文学作品のひとつであるが、その成立過程などはいまだ未知の領域を残す―。本書では、小説「伊豆の踊子」を形成する要素を複合的に検討し、新たな「伊豆の踊子」論を浮かび上がらせる。
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収録内容
1 | 第1章 「伊豆の踊子」の事実と虚構(「伊豆の踊子」執筆とその周辺 |
2 | 「伊豆の踊子」成立史考 ほか) |
3 | 第2章 「伊豆の踊子」の豊かな、そして確かな“読み”をめざして(「空想」の解釈に関する見解 |
4 | 「私」の金銭感覚の疲弊 ほか) |
5 | 第3章 「伊豆の踊子」研究の展開(「伊豆の踊子」が名作になった理由 |
6 | アダプテーションとしての映画「伊豆の踊子」) |
7 | 第4章 川端康成と「地方」―「伊豆の踊子」「牧歌」「雪国」の場合(「牧歌」「雪国」の場合 |
8 | 「伊豆の踊子」の場合―旅の目的と、なぜ「伊豆」なのか) |