本/雑誌
言説の国際政治学
山本吉宣/著 三浦聡/編集協力
6930円
ポイント | 1% (69p) |
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発売日 | 2024年10月発売 |
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商品説明
米中二極構造をめぐるイディエーショナルな次元の実像。冷戦後、アメリカをはじめとした西側諸国が流布・構築してきたリベラルな国際秩序という理想郷に陰りが見え、非リベラルで権威主義的な風潮が国際的に高まっている。米中二極構造を中心とし、軍事力や経済力にとどまらないイディエーショナルな次元―イデオロギー、価値、規範―をめぐる理論と現象を緻密に検証した本書は、今日の国際情勢に「言説」という新たな分析視座を提供する。本書執筆中の2023年7月に急逝した著者の後の校正作業を三浦聡教授(名古屋大学)が継ぎ、遂に完成へと導いたまさに渾身の集大成。国際政治学の泰斗の遺稿!!
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収録内容
1 | 本書の問題意識と構成 |
2 | イディエーショナルな力 |
3 | 言説、言説力の素描と本書での分析枠組み |
4 | 一方的投射、規範の対抗、双方向の投射、「対等」の言説 |
5 | 戦略的ナラティブ |
6 | 言説(ナラティブ、話語)とその投射―一般モデルをもとめて |
7 | 中国の話語権 |
8 | 中国の逆投射、アメリカの反応、相互反応のエスカレーション |
9 | 規範の対抗から秩序の対抗へ―規範の対抗理論の現在 |
10 | 戦略的コミュニケーション |
11 | 理論統合への試論―言説の投射と規範の対抗 |
12 | イデオロギーの対立―「民主主義と専制」と中国の民主主義:バイデン政権 |
13 | 物質的世界との往復―イデオロギーの正当性の淵源、イデオロギーの距離と大国間の戦略的関係 |
14 | 中国の人権言説の展開(国連人権理事会を中心として)、1989~2022―言説の国際政治学の一つのケース・スタディ |
15 | いまなぜ言説(ナラティブ)か? |
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