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商品説明
よい読書体験はよい人間形成につながる、と信じる。真っ暗な地下鉄の線路を歩いた昔日の彷徨から、自らの実存の問いと対峙した神学遍歴、自分の人生を一つの物語として紡ぐ最後のピースとなった、半世紀後に届いた「魂の教育」を願う母の祈りとの再会まで―。月刊誌『世界』で綴られた、教養主義の理想「ボナエ・リテラエ」を冠する思索の航跡。
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収録内容
1 | 1 実存の闇(名付け―『ファーブル昆虫記』 |
2 | 口火―「良い書物」 ほか) |
3 | 2 諸宗教の光(非存在の淵―波多野精一『時と永遠』 |
4 | 預言者―ウェーバー『古代ユダヤ教』 ほか) |
5 | 3 遍歴する神学(日本発の世界的神学―北森嘉蔵『神の痛みの神学』 |
6 | 近代啓蒙の爆裂―バルト『ローマ書』 ほか) |
7 | 4 遙かな成就(不安を引き受ける力―ティリッヒ『生きる勇気』 |
8 | 愚かな光の子―ニーバー『光の子と闇の子』 ほか) |