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商品説明
「意識はどのようにして生まれるのか」、「AIに心はあるのか」、「そもそも心とは何なのか」―。この本は、これらの難問に、精神分析と脳科学の分野を自在に横断する稀代の臨床家、岡野憲一郎(京都大学名誉教授)が挑んだものである。本書は、現代において目覚ましい進化を遂げているAIと人間の脳の類似性を紐解きながら、人間の意識の謎にかかわる幽体離脱体験、多重人格、トラウマ、依存症など、最新の脳科学研究や自身の臨床経験から、人間存在の根源に迫る刺激的な思索・知見がまとめられている。専門家のみならず、これから心理学を学ぶ方や、心の問題に関心がある方にも開かれた一冊となった。
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収録内容
1 | 私には脳科学はうさん臭かった |
2 | ニューラルネットワークとは? |
3 | ニューラルネットワークとディープラーニング |
4 | 脳の表面では神経ダーウィニズムが支配する |
5 | 意識とクオリア |
6 | 解離性障害の脳科学 |
7 | 左右脳の問題 |
8 | 快感と脳科学 |
9 | 嗜癖の成立 |
10 | 脳科学とトラウマ |
11 | 心理療法家にとっての脳科学 |