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商品説明
戦後日本の民主主義は「与えられた/押しつけられた」ものなのだろうか。アジア太平洋戦争を草の根から支えた日本の民衆が、過酷な戦争体験と伝統的な価値観をもとに、民主主義を自ら作りあげ、獲得したことを、彼らが残した日記や雑誌投稿、聞き取りなどを通して明らかにする。上巻では、焼跡の中で人びとが、平和や戦争責任・天皇制、自由と民主主義などについてどのように考えていたかを辿る。『草の根のファシズム』の続編、待望の文庫化。
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収録内容
1 | 第1章 戦争から戦後へ(ある沖縄人の戦中・戦後―沖縄製糖社員の場合 |
2 | ある徴用工の戦中・戦後―大阪陸軍造兵廠徴用工の場合 |
3 | ある民間知識人の戦中・戦後―東京・馬込隣組役員の場合) |
4 | 第2章 平和の構想(平和主義の成立 |
5 | 原爆と平和) |
6 | 第3章 平和意識の獲得(ある砥石屋の体験 |
7 | ある国鉄労働者の体験 |
8 | 中島飛行機女子職員の体験) |
9 | 第4章 戦争責任論と天皇制(民衆の戦争責任論 |
10 | 極東国際軍事裁判(東京裁判)に対する反応 |
11 | 他のアジアに対する責任論 |
12 | 天皇の戦争責任をめぐって) |
13 | 第5章 自由と民主主義の再創造1(民主主義の論議 |
14 | 三菱重工横浜造船所工員の体験 |
15 | 町工場の旋盤工の体験 |
16 | 辺土名市役所・国頭村役所職員の体験) |