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商品説明
鼻水を「ビシビシ」と啜る。馬の足音は「トド」と鳴る。酔っぱらいたちは「ヱラヱラ」と騒ぐ。日本最古の歌集である『万葉集』には、様子や音、心情を言葉で表すオノマトペ(擬態語・擬声語)が詠まれた歌がたくさん収録されている。万葉の人びとは、目の前のものをどのように感じ、どう表現していたのか―。定番の歌からあまり知られていない歌まで、万葉学者が楽しく紹介。言葉の響きから心の世界を読み解く、新しい入門書。
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収録内容
1 | 第1章 潮はコヲロコヲロ鼻はビシビシ(潮はコヲロコヲロ |
2 | 鼻はビシビシ ほか) |
3 | 第2章 酔っぱらいはヱラヱラ(酔っぱらいはヱラヱラ |
4 | 馬はトドと歩む ほか) |
5 | 第3章 万葉の雨はシクシク降る(雨はシクシク |
6 | 紅葉は黄色 ほか) |
7 | 第4章 牽牛と織女にはメッセンジャーボーイが居た(牽牛と織女を結ぶメッセンジャーボーイ |
8 | 月人壮士がいたからこそ ほか) |
9 | 第5章 幸せのサチ(幸せのサチ |
10 | 春は来るもの、春は立つもの ほか) |