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商品説明
約束を破る、遅刻する、だらしない―著者が長年取材してきた貧困の当事者には、共通する特徴があった。世間はそれを「サボり」「甘え」と非難する。だが著者は、病気で「高次脳機能障害」になり、どんなに頑張ってもやるべきことが思うようにできないという「生き地獄」を味わう。そして初めて気がついた。彼らもそんな「働けない脳」に苦しみ、貧困に陥っていたのではないかと―。「働けない脳=不自由な脳」の存在に斬り込み、当事者の自責・自罰からの解放と、周囲による支援を訴える。今こそ自己責任論に終止符を!
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収録内容
1 | 第1章 「なぜ?」の原風景 |
2 | 第2章 自己責任的に見える当事者 |
3 | 第3章 やっとわかった彼らの言葉 |
4 | 第4章 「働けない脳」の僕たち |
5 | 第5章 なぜ彼らは座して破滅を待つのか |
6 | 第6章 なぜ彼らは制度利用が困難なのか |
7 | 第7章 「働けない脳」でどうするか?―当事者と周辺者・支援者へ |
8 | 第8章 唯一前進している生活保護界隈 |
9 | 最終章 貧困の正体 |