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商品説明
現代日本を代表する二大保守雑誌『Hanada』『WiLL』の歴史は2004年、『週刊文春』黄金期の編集長・花田紀凱の『WiLL』創刊によって始まった。第二次安倍政権の有力な「応援団」として存在感を示し、政界にまで影響力を与える異例の雑誌はいかにして作られたのか。そして、順風満帆に見える雑誌の限界はどこにあるのか。創刊直後から13年あまり編集部に所属した元編集者が、自らの体験に基づき舞台裏を明かすとともに、両誌が右派言論に、ひいては日本の言論界に与えた功罪を分析する。
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収録内容
1 | 第1章 「右翼雑誌」はこうして作られる(編集方針は「いい意味での無節操さ」 |
2 | 右翼だけでなく、リベラルも多数登場する誌面の多様性 ほか) |
3 | 第2章 ゲリラ部隊は正規軍にはなれない(メディア状況の変化 背中を追いかけていたはずの先行雑誌が次々と消えていく |
4 | 老舗保守雑誌が衰退する中で台頭する『WiLL』 ほか) |
5 | 第3章 「最強のアイドルにして悲劇のヒーロー」安倍晋三(保守派のアイドルにして花田編集長の「推し」 |
6 | 「世襲だからこそ」 ほか) |
7 | 第4章 ピンからキリまで 「右翼雑誌批判」の虚実(右派雑誌はどう見られていたか |
8 | 「保守の意見を日本社会は理解してくれない」という意識 ほか) |
9 | 第5章 読者との壮大な井戸端会議(女性読者から多数の投書が届いた皇室問題 |
10 | 平成末期の「天皇抜きのナショナリズム」 ほか) |
11 | 第6章 『Hanada』編集長が考えていること―花田紀凱氏インタビュー |