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商品説明
齢五歳の幼子は爆音とどろく最中、母に手を引かれ、兄とともに満州大地の災天豪雨のなかを裸足のまま歩きに歩いた。ふるさとにたどりついた幼子の記憶に刻まれたもの、それが私の長きにわたる思想史研究の原点となった。私はこの書で、出会ってきた思想との格闘のすべてを語りつくすつもりだ。
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収録内容
1 | 序 格闘以前の世界 |
2 | 一 農本主義者 加藤完治への接近 |
3 | 二 桜井武雄・丸山真男らとの出会い |
4 | 三 農本主義の多様性を知る |
5 | 四 柳田国男への接近と離脱 |
6 | 五 宮沢賢治との邂逅 |
7 | 六 岡本太郎と縄文 |
8 | 七 鬼への接近 |
9 | 八 深沢七郎への関心 |
10 | 九 島尾敏雄のヤポネシア論 |