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商品説明
次回作を出せず苦戦している小説家の“私”は、ネタ探しのためにSNSや過去のニュース記事を探るうちに、ある奇妙な共通点に気づく。それは、何かしらの不幸に陥った人々が、示し合わせたわけでもないのに、顔に関連する不可解な言動をしている―「顔の怪異」に遭遇していることだった。このアイデアならば凄まじい作品を生み出せる。そんな衝動に駆られた“私”は担当編集者に連絡するも、それが出版社に伝わる「禁忌題目」というタブーに触れていると断られてしまう。どうしても諦めきれない“私”だったが、やがて大きな恐怖に巻き込まれていく...。第9回カクヨムWeb小説コンテスト「ホラー部門」大賞受賞作。