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商品説明
あらゆるフォークロアが合流して生まれた「漢字」それを「書す」という行為の本質的な意味を探ると同時に、古来の「契り」のかたちを「習俗」「歴史」「文化」「思想」と照合し、その営みの中で産み出された「書論」の検証を通して、現代社会の方向性を探る。大きな視座で漢字文明の真髄と意義を世に問う。
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収録内容
1 | 序章 そもそも書とは何なのか |
2 | 第一部 習俗書史(書論前史の墨について―墨刑という視座から― |
3 | 『説文解字叙』批判批判―三段文字史観と甲骨文の爻のと易― ほか) |
4 | 第二部 書論の誕生と展開(書論の起源―古代書論のアイデンティティー― |
5 | 書体論の確立とその秘境 ほか) |
6 | 第三部 近世書論と思想(近世書論の条件 |
7 | 近世書論に於ける王羲之観の再編 ほか) |
8 | 第四部 近代日本の書論とその構造(「菩薩処胎経」の書道思想 |
9 | 「近代」と清浦奎吾の王朝書学―清浦の勤王書学と昭和王政復古の基礎研究―) |