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商品説明
ユーラシア大陸を人体に見立てると、その心臓がモンゴル高原だ。そこに生きる遊牧民の動向は、ときに大きく各地に衝撃を与えてきた。歴代の中華王朝を脅かした匈奴、鮮卑、柔然、突厥、契丹。そして、ユーラシアの東西を結んだモンゴルの世界帝国。彼らはいつから馬に乗り、遊牧はどのように始まったのか。権力の源泉=鉄はどこで産出され、首都はいかに建設されたのか。理科系研究との協業は、人種の構成や家畜の出生地も突き止める。最新の考古学が明らかにする「馬と遊牧のユーラシア史」。
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収録内容
1 | 第一章 始動する遊牧民族 青銅器・初期鉄器時代(遊牧民の登場 |
2 | 家畜馬の到来 |
3 | エリート層の形成 |
4 | 遊牧王朝の萌芽) |
5 | 第二章 台頭する遊牧王権 匈奴、鮮卑、柔然(ゴビ砂漠の攻防 |
6 | シン・匈奴像 |
7 | 単于の素顔 |
8 | みずから鮮卑と号す |
9 | カガンの登場) |
10 | 第三章 開化する遊牧文明 突厥、ウイグル(トルコ民族の勃興 |
11 | 大国の鼻綱 |
12 | 突厥の再興 |
13 | ウイグルの興亡) |
14 | 第四章 興隆する遊牧世界 契丹、阻卜、モンゴル(契丹と阻卜 |
15 | モンゴル部族の登場 |
16 | 最初の首都・アウラガ) |
17 | 第五章 変容する遊牧社会 イェケ・モンゴル・ウルス(国際都市の繁栄 |
18 | 大造営の時代 |
19 | 亡国の影) |