著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
多民族、多言語、多宗教の国であるインドにおいて、総人口の八割の人々が信仰するヒンドゥー教は、文化、政治、経済、社会における中心的役割を果たしている。ヒンドゥー教は信仰、人生観、生活実践が一体化した宗教であり、それだけに社会体制の根幹をなすものである。その原型ともいうべきものは紀元前後の編纂とされる『マヌ法典』で総括され、整備された。今日ではその影響力は薄れているとはいえ、なお、社会体制や人々の価値観と生活の象徴的な存在であり続けている。本書ではそうした意義を持つ『マヌ法典』を正確に、わかりやすく紹介する。
関連記事
収録内容
1 | 第一章 『マヌ法典』の世界観―世界創造とヴァルナ体制(世界の創造 |
2 | ヴァルナ体制とその理念 |
3 | ヴァルナ体制と統治) |
4 | 第二章 『マヌ法典』の人生観(人生モデル(アーシュラマ) |
5 | 人生の成就) |
6 | 第三章 行動の準則(幼児期 |
7 | 学生・修業期(ブラフマチャーリン) |
8 | 家長期(グリハスタ) |
9 | 老後期) |
10 | 第四章 罪と罪の除去(罪 |
11 | 罪の除去 |
12 | ヴァルナの喪失儀式と喪失者の生活そして復帰) |
13 | 第五章 犯罪と刑罰(刑罰の創造 |
14 | 裁判と刑罰の宣告 |
15 | 罪の除去と刑罰 |
16 | 刑罰の適用 |
17 | 犯罪の監視) |