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商品説明
現在も独立運動が盛んなバスクの港湾都市ビルバオ。ビルバオには、近世後期の北大西洋において国家や帝国の枠組みを超えて商業網を構築する商人たちがいた。バスク地域の民族独立運動を支えたものは何だったのか。マルチ・アーカイヴに収集した史料に基づき、ビルバオ商人たちの商業網の広がりを北米との関係だけでなく、海域史の接続や東南アジアへの拡大を見据えながらダイナミックに描く。
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収録内容
1 | 序章 地域・国家・グローバルな世界とつながるバスク |
2 | 第1章 近世末期の大西洋世界とスペイン |
3 | 第2章 ビルバオ港と商人 |
4 | 第3章 ビルバオ港のヨーロッパ貿易とアメリカ貿易 |
5 | 補論1 バスクと漁業 |
6 | 第4章 戦争と貿易―アメリカ独立戦争― |
7 | 第5章 帝国外貿易の展開―ラテンアメリカ・アジア産品の流入― |
8 | 補論2 ヨーロッパとの植民地産品貿易 |
9 | 終章 帝国を越えるネットワーク |