商品説明
「人間にとってその人生は作品である。この立場で私は小説を書いている」―そう記した司馬遼太郎の人生は、どのような作品だったのか。その読み解きと、林屋辰三郎、大野晋、桑原武夫、梅棹忠夫、網野善彦、鶴見俊輔、大江健三郎、井上ひさし、宮崎駿など、戦後知識人たちと対話する姿勢から、歴史小説家としての、また文明批評家としての、歴史と人間の物語に対する透徹したまなざしが浮き彫りになる。
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収録内容
1 | 「思想嫌い」という思想 |
2 | 司馬遼太郎と「戦後知識人」群像 |
3 | 大阪的作家の「計量」と「俯瞰」の文学 |
4 | 西郷という巨大な謎 |
5 | 「坂の上」から見通した風景 |
6 | あの、元気だった大阪 |