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商品説明
なぜハイエクやフリードマンは「ネオリベラリズム」を捨てたのか。古典的リベラリズムへの反省から誕生したネオリベラリズム。それが今や、市場原理主義と同義で扱われる経済用語としてだけでなく、政治的・社会的な潮流をも指し示す広範な概念として理解されている。この逆転と拡散はいかにして生じたのか。ネオリベラリズム概念の誕生と展開をたどる知識社会学的研究。
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収録内容
1 | 「ネオリベラリズム」の変遷を振り返る必要性とその方法 |
2 | 第1部 自称としての「ネオリベラリズム」の成立と終わり(ネオリベラリズム前史―リベラリズムの危機とリップマン・シンポジウム |
3 | ネオリベラリズムの知的運動―モンペルラン協会の設立とその後の展開 |
4 | なぜ「ネオリベラリズム」は使用されなくなったのか―ハイエクによる戦略的使用) |
5 | 第2部 他称としての「ネオリベラリズム」の確立と普及(ネオリベラリズム時代の到来―批判的用語としての使用法の確立 |
6 | ポスト・ネオリベラリズムの時代?―批判の定着と自称の復活) |
7 | 「ネオリベラリズム」を解きほぐす |