本/雑誌
いつもおなじ雪といつもおなじおじさん
ヘルタ・ミュラー/著 新本史斉/訳
3630円
ポイント | 1% (36p) |
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発売日 | 2025年02月発売 |
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商品説明
ノーベル文学賞受賞作家、ヘルタ・ミュラーの世界に踏み入るための入口。未発表作品を含めた18のエッセイ、講演を所収。生の経験と虚構作品の「あいだ」にある、架橋しがたい関係の機微と知と情から練り上げられた魅力を垣間みる珠玉のエッセイ集。
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収録内容
1 | どんな言葉も悪魔じみた回帰に無縁ではいられない |
2 | テーブルスピーチ |
3 | いらないことは考えないこと 時代批判文学に贈られるホフマン・フォン・ファラスレーベン賞への謝辞 |
4 | クリスティーナとそのまがいもの、あるいは秘密警察の記録文書に載っていること/いないこと |
5 | ラレレ、ラレレ、ラレレ、あるいは生は美しいのかもしれない、無に等しいほどに |
6 | 図体はこんなに大きく、モーターはこんなに小さい |
7 | いつもおなじ雪といつもおなじおじさん |
8 | 細い通りをたどること |
9 | トウモロコシは黄金色、時間がない |
10 | 誰かがしかし姿を消すと、小犬がしかし泡からそびえたつ オスカー・パスティオールのありきたりではないありきたり |
11 | なのに、ずっと黙っていた オスカー・パスティオールと「石のオットー」 |
12 | 人はつかみかかってくるものを見ようとする カネッティの「群衆」とカネッティの「権力」 |
13 | どんな物もそれが在る場所を占めなければならないこと、わたしがそうであるところの者でなければならないこと M・ブレケル『すぐそばにある、ありそうにない現実から』 |
14 | 水たまりのほとりではどの猫も違った跳ね方をする |
15 | 小さな停車駅のまなざし ユルゲン・フックスにおける記憶の方眼紙 |
16 | わたしの身体がわたしを見捨てるとき E・M・シオランの死に寄せて |
17 | 不安は眠りにつくことができない テオドール・クラーマーの詩に寄せて |
18 | 「世界、世界、わが愛しき世界」わたしが唄うのを聴く人は、あたまが空っぽと思いこむ マリア・タナセと彼女の歌 |