商品説明
東日本大震災で故郷陸前高田の景観と母を亡くした写真家・畠山直哉が写真について考察をつづける文筆家・大竹昭子と重ねた対話の軌跡。すっかり様変わりした故郷を撮影しつづけた写真家は未曾有の出来事とどのように向き合い、シャッターを押したのか。写真の背景と世界観の変化について誠実に語り合う。文庫化に際しては、東北地方沿岸の被災した木を撮影した写真集『津波の木』刊行に際して行われた最新の対話を収載。巻末には、「『出来事』を受けてアートの出来ることがあるとすれば」について記した畠山の貴重な論考を採録した増補決定版である。
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収録内容
1 | 第一章 二〇一一年十月二日 恵比寿・東京都写真美術館 |
2 | 第二章 二〇一一年十月四日 神保町・ボヘミアンズ・ギルド |
3 | 第三章 二〇一二年一月二十一日 渋谷・サラヴァ東京 |
4 | 第四章 二〇一二年七月十七日 江古田・畠山直哉アトリエ |
5 | 第五章 二〇一二年十一月七日 江古田・畠山直哉アトリエ |
6 | 第六章 二〇一五年六月二十六日 江古田・畠山直哉アトリエ |
7 | 第七章 二〇二四年九月二十四日 六本木・タカ・イシイギャラリー |