著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
『ウェディング・バンケット』『恋人たちの食卓』『グリーン・デスティニー』『ラスト、コーション』...。綺羅星の如き作品たちのなかに通底する「視線」のテーマを分析し、それを結び合わせることで華人監督・李安という星座を描き出す。
関連記事
収録内容
1 | 序章 李安(アン・リー)の華語映画(先行研究の検討 |
2 | 華語映画とは何か |
3 | 理論的枠組み |
4 | 本書の全体構成) |
5 | 第一章 交渉するクィアな家族像―『ウェディング・バンケット』(『ウェディング・バンケット』の誕生背景 |
6 | ニューヨークの都市空間から見たクィア・ファミリー |
7 | 食事シーンから見る変貌した家族表象) |
8 | 第二章 焦点化される父親の欲望―『恋人たちの食卓』(オープニングに関する考察 |
9 | 「飲食」 |
10 | 「男女」) |
11 | 第三章 古典中国を移動する女侠―『グリーン・デスティニー』(中華圏の武侠映画の系譜 |
12 | 無法の西部空間―荒野における主体性の芽生え |
13 | 官の東部空間―北京城における「江湖夢」の形成 |
14 | 侠客の江南風景―想像の江湖を撹乱する) |
15 | 第四章 戦時上海におけるスパイ物語―『ラスト、コーション』(老上海(Old Shanghai)の都市空間 |
16 | マージャンシーンから見た視線のポリティクス |
17 | ベッドシーンから見た身体の権力関係) |
18 | 終章 華語映画 視線のポリティクス |