本/雑誌
生体管理の近代史
村上宏昭/編著 高林陽展/〔ほか〕執筆
4950円
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発売日 | 2025年02月発売 |
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商品説明
生体認証(バイオメトリクス)の技術なくしては、今日の社会生活は成り立たなくなりつつある。この技術が依拠する「可読的身体」に目を向け、その歴史的な系譜と諸相とを、西洋や植民地の事例を手がかりに考察する。
関連記事
収録内容
1 | 「読まれる身体」の近代 |
2 | 第1部 規格化する視線、数値化される身体(可読的身体の系譜学―旅券・客観性・人体測定 |
3 | 近代イギリスにおける医療技術と健康管理―一九一八~一九年インフルエンザと体温計測 |
4 | X線の医学的な使用と防護意識の形成―ドイツの事例を中心に) |
5 | 第2部 「反社会的身体」への不安(可視的身体と可読的身体のあいだで―アルフォンス・ベルティヨンの功績 |
6 | 遺伝学者ハンス・ナハツハイムと「遺伝衛生」―一九五〇~六〇年代ドイツにおける優生学の一例として |
7 | 生体認証技術と人種主義―現代ドイツにおける移民・外国人管理の事例) |
8 | 第3部 植民地世界の生体管理(植民地インドにおける「犯罪的集団」の身体の可読化 |
9 | 南アフリカにおける指紋法の導入と展開―英領ケープ植民地の医師、警察と身体を中心に |
10 | 「熱帯医学」としてのハンセン病研究―帝政期ドイツの議論から) |
11 | 身体の情報化に抗して |