仕様
商品番号 | NEOBK-3074395 |
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JAN/ISBN | 9784867660775 |
メディア | 本/雑誌 |
ページ数 | 335 |
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著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
近代文学を「見立て」という「芝居」的な観点から捉えると何がわかるのか?「芝居」と“近代批評”を接続する。“女性独白体”における「女性」とは何か?性別を二分することの必然性が突き崩されているいま、近代文学のテクストをどう読んでいくのか。
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収録内容
1 | 序章 近代文学の「芝居」と「女性」―「見立て」と「女語り」の観点から― |
2 | 第一章 近代とは何か―明治二十年代と「芝居」(斎藤緑雨「かくれんぼ」論―「芝居」という装置― |
3 | 斎藤緑雨「油地獄」論―「女殺」を欠く“地獄”― |
4 | 斎藤緑雨「門三味線」論―常盤津の物語 |
5 | 坪内逍遥「梓神子」論―近代への接続) |
6 | 第二章 太宰治の「女語り」1―構築される「女性」―(太宰治「燈龍」論―“記録”される言葉と“記憶”による語り― |
7 | 太宰治「きりぎりす」論―“剥奪”の先の希求 |
8 | 太宰治「千代女」論―「わからな」い少女 |
9 | 太宰治「皮膚と心」論―「女」化する「私」 |
10 | 太宰治「待つ」論―待つてゐる「私」の“姿勢” |
11 | 太宰治「饗応夫人」論―「饗応夫人」になる「私」) |
12 | 第三章 太宰治の「女語り」2―「芝居」の中の「女性」―(太宰治「おさん」論―小春の欠如と見立てられた「おさん」― |
13 | 太宰治「ヴィヨンの妻」論―『仮名手本忠臣蔵』への接近と離脱―) |
14 | 附章 コリア語からの視点―翻訳と物語― |
15 | 終章 「芝居」と「女性」、その接点について―「見立て」られる「女語り」― |