本/雑誌
みんな彼女のモノだった (世界人権問題叢書)
ステファニー・E.ジョーンズ=ロジャーズ/著 落合明子/訳 白川恵子/訳
4950円
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発売日 | 2025年02月発売 |
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商品説明
奴隷制時代の研究では、南部社会を動かしたのは男性であったとされてきた。白人であっても、女性は市民(市民権を行使する構成員)としては「社会死」に近い状態であったというコンセンサスが、学術界にもあったのである。このコンセンサスに対して、著者は本書を通じて異議を唱える。すなわち、奴隷を所有する家庭に生まれ、幼少時から自分の奴隷を所有していた白人女性は、奴隷制度の維持・発展に寄与した「共犯者」であった。「彼女たちにとって、奴隷制度は自らの自由を意味した。奴隷経済に積極的に関与して投資をし、黒人の隷属を維持することを通じて、自分たちの自由を切り拓いた」
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収録内容
1 | 序章 奴隷市場の女主人 |
2 | 第一章 女主人の育成 |
3 | 第二章 「あたしゃ奥様のもんだ」 |
4 | 第三章 「ご主人様ってぇのは、奥様のこった」 |
5 | 第四章 「彼女はもっといい市場を見つけられると思っていた」 |
6 | 第五章 「乳母、売り出し中/貸し出し中」 |
7 | 第六章 「奥様は奴隷を売り買いしてご満悦だった」 |
8 | 第七章 「奴隷たちは自由になって去っていった」 |
9 | 第八章 「前代未聞の強奪」 |
10 | 終章 失われた家族の絆、「失われた大義」 |
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