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商品説明
書は紙と筆と墨の芸術である。墨跡には深度・速度・角度と力が秘められている。書の美は草書体に萌芽し、楷書体とその基本運筆「三折法」の成立により完成したが、そこには石と紙の争闘史があった。筆と紙の接点に生じる力(筆蝕)こそ書の美の核心で、文字でなく言葉を書くところに書の価値はある。甲骨文から前衛書道までを読み解き、書の表現を歴史的、構造的に解明したロングセラーに、新章「現代の作家の書」を収録。
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収録内容
1 | 序章 書はどのようなものと考えられてきたか |
2 | 第一章 書は筆蝕の芸術である―書の美はどのような構造で成立するか |
3 | 第二章 書は紙・筆・墨の芸術である―書の美の価値はなぜ生じるのか |
4 | 第三章 書は言葉の芸術である―書は何を表現するのか |
5 | 第四章 書は現在の芸術でありうるだろうか―書の再生について |
6 | 第五章 現代の作家の書 |
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