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商品説明
遠くて近きは観光地。そこには地域社会に生きた人々の葛藤の歴史がある。地域の貌をめぐる「自問自答」の末に、地方自治体が見出した指針とは何だったのか。神戸市、水俣市、むつ市それぞれの観光政策はどのような意味を持つのか。観光業が知らない観光のあり方が、ここにある。第七回〓島國男自遊賞受賞。
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収録内容
1 | 第1章 地方自治体の政策形成と地域社会が抱える課題(本書の目的 |
2 | 地方自治体の行動の背景 ほか) |
3 | 第2章 神戸市とファッション(地域像と問題点―「新しい町」における「伝統の無さ」― |
4 | 地方自治体神戸市のファッション都市事業と説明枠組み) |
5 | 第3章 水俣市と水俣病(地域像と問題点―「企業城下町」における「公害」― |
6 | 水俣病をめぐる動向 ほか) |
7 | 第4章 むつ市とイタコと原子力―「日本の中心地から離れた場所」における「後進性」と「先進性」―(地域像と問題点 |
8 | 前近代へのノスタルジーとしてのイタコ観光 ほか) |
9 | 第5章 アイデンティティをめぐる地方自治体の自問自答(地域社会の課題といかに向き合うか |
10 | 観光が映し出す影 ほか) |