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商品説明
宿敵カルタゴを倒した地中海の覇者は、混迷を深めていた。グラックス兄弟の改革は二人の非業の死で終わり、マリウス、スッラ、ポンペイウスらが権力を競うなかで、頭角を現したのが「運命の寵児」カエサルだった。やがてその後継者オクタウィアヌスが「元首」となり、独裁を嫌ったはずの共和政ローマは、帝政へと転換する。狂気の皇帝カリグラ、暴君の代名詞ネロ―。帝国の未来が見えないなか、都市ポンペイを悲劇が襲う。
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収録内容
1 | 第一章 覇者は混迷を深める(「特異なる民」の神と神々 |
2 | グラックス兄弟とその母 |
3 | 内乱のローマ―マリウスvs.スッラ |
4 | 大ポンペイウスの勝利) |
5 | 第二章 「運命の寵児」の栄光と死(進撃する「わが友カエサル」 |
6 | 「殺されるべくして殺された」 |
7 | アントニウスとクレオパトラ |
8 | カエサルは妻を愛したか?) |
9 | 第三章 「尊厳なる者」の帝国と都(共和政の元首アウグストゥス |
10 | 私人として、公人として |
11 | 平和のなかの詩人たち |
12 | ローマ市街の碑文を歩く) |
13 | 第四章 血族の権威と引力(ゲルマニクスの幻影 |
14 | 狂気と不機嫌の皇帝―カリグラとクラウディウス |
15 | 暴君にして芸能人―ネロとその時代 |
16 | 手なずけられる民衆 |
17 | ポンペイ・グラフィティの世界) |