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商品説明
スタジオ・システムという強力な支配形態のもとにおかれた、古典的ハリウッド映画産業。利潤追求を至上命令とする製作会社によって俳優・監督・脚本家他あらゆる関係者が管理されるなか、激動期のアメリカで、いかにして映画は製作されたのか。監督と撮影所の対立、陸軍による検閲、自主検閲的倫理規定ヘイズ・コード、第二次世界大戦のプロパガンダ映画、それに携わった黒人映画作家...。複雑な力学が働く映画の生成過程に、文書資料や関係者インタビューなど一次資料を用いて実証的に迫る。映画学(フィルム・スタディーズ)という研究領域を切り拓いた画期的作品。
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収録内容
1 | 第1章 検閲と生成 スクリューボール・コメディ論(プレストン・スタージェス・コレクション |
2 | ジャンルと作家 ほか) |
3 | 第2章 喜劇映画作家がプロパガンダを撮るとき(キャプラ都へ行く |
4 | ハリウッド戦時娯楽映画 ほか) |
5 | 第3章 雇われた黒人 カールトン・モス・インタビュー(老兵は死なず |
6 | プロパガンダを撮る ほか) |
7 | 第4章 ジャンルとジェンダー(ジャンルの混淆 |
8 | 年少犯罪もの ほか) |
9 | 補遺 映画製作倫理規定 |