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商品説明
国破れて小説あり―敗けてから80年、再生する日本が「青春期」に悶えた記憶を老いたいま、どう受けとるのか。文芸評論の巨人ふたりに倣いつつ太宰治から村上龍、春樹まで、戦後文学の最も高い尾根から見晴らす私たちの“魂”の現代史。
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収録内容
1 | ベース・キャンプにて(歴史が消えてからのまえがき) |
2 | 戦後史の峰に登る(人間宣言 太宰治『斜陽』 |
3 | 社会党政権 椎名麟三『永遠なる序章』 |
4 | 六全協 柴田翔『されど われらが日々―』 ほか) |
5 | ヒュッテでの一夜(「満洲国」のあとで 大佛次郎から村上春樹へ) |
6 | 現在への坂を下る(江藤淳小伝 |
7 | 轟々たる雷鳴に死す 「喪の作業」が消えた平成 |
8 | 書評 平山周吉『江藤淳は甦える』 ほか) |
9 | 帰りの汽車のなかで(終わらない対話のあとがき) |