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商品説明
子どもがほしい。でも病気は遺伝させたくない。32歳の不妊治療中に発覚した遺伝性乳がん。今の日本では、子どもに病気を遺伝させない技術が使えない。なぜ―?遺伝性がん患者の着床前診断は本当に「命の選別」なのか?わたしは哲学者として、答えのない問いを考え続けなければならない―
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収録内容
1 | 第1章 32歳で遺伝性の乳がんになる(32歳、哲学者へ一歩踏み出す前にがんを告知される |
2 | 乳がんのサブタイプが妊活を左右する ほか) |
3 | 第2章 病的な遺伝子変異を持つとはどういうこと?(父方?母方?遺伝性のがんについて最初に思ったこと |
4 | 生物が遺伝子変異を持つということ ほか) |
5 | 第3章 遺伝性がんでも子どもが欲しい。「着床前遺伝学的検査」という選択肢(日本の出生前診断の現状 |
6 | 着床前遺伝学的検査という選択を真剣に考える ほか) |
7 | 第4章 遺伝性がん患者に「生殖をめぐる自己決定権」はないの?(旧優生保護法と不妊手術 |
8 | 生殖についての個人の自由の尊重と常識的見解 ほか) |
9 | 第5章 患者と専門家の新しい関係、知識の差を乗り越える試み(誰も教えてくれなかった、がん治療とセックスへの影響 |
10 | がん患者は誰に何を話し、話さないのか ほか) |
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