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商品説明
宮〓駿とマルクス主義、高畑勲と民主主義教育、「ポストジブリ」と没個性、『風の谷のナウシカ』の人新世的世界、『ハウルの動く城』の描く戦争。戦後八〇年、ジブリという運動体を通じて日本社会を検討する。
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収録内容
1 | 第一章 宮〓駿のアニミズム―『風の谷のナウシカ』『もののけ姫』に見る「人間以後」の地平 |
2 | 第二章 高畑勲のリアリズム―『おもひでぽろぽろ』から『かぐや姫の物語』へ |
3 | 第三章 「満洲」からジブリへ―戦後日本アニメーションの歴史的想像力 |
4 | 第四章 メディアミックスとビデオの時代―興行とメディア環境からたどる国民的スタジオ |
5 | 第五章 『君たちはどう生きるか』と「手」の想像力―宮〓アニメに見る「模型」の系譜 |
6 | 第六章 プラットフォーム化する「ジブリ」―デジタルミームと「ジブリ的なもの」のゆくえ |
7 | 第七章 「ポスト宮〓・高畑」の可能性―『コクリコ坂から』と『思い出のマーニー』が示すもの |
8 | 終章 『ハウルの動く城』と二一世紀の「戦後」 |