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商品説明
長い間付き合った恋人に振られた二十九歳の千穂。フリーマーケットで購入した年代物と思しき銅のケトルを家に持ち帰ると、突然白い煙が吹き出し、紳士然とした男が現れる。「はじめまして、御主人様」―ランプの精ならぬケトルの精を名乗る男は、魔法で三分間、願いを叶えてくれるらしい。ただし、願いは一度きりだ。幼子の偏食に悩む母。クラスのリーダーに逆らえない小学生。痴漢に間違われた青年。ケトルの持ち主になった人々の、人生のワンシーンを描く七つの物語。笑って泣いて驚いて、最後はやさしい気持ちになれる連作短編集。


