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商品説明
今日の私たちの「育てること」をめぐる環境は、ますます困難なものになってきている。とりにくい育児休業、残業で疲れた夫、孤立する母親、虐待。育てた子どもがひきこもったら?親を手にかけるような子どもになってしまったら?子育てをめぐる不安はあとを絶たない。本書では「育てること」を、乳幼児の子育てに限らず、子どもが巣立つまでの親と子の営み、ないしは世代の引継ぎという幅広い意味でとらえ、臨床心理学、精神分析学、教育学、社会学など領域をこえて幅広い視点から論じる。
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収録内容
1 | 結婚出産経験の多様化と子育て期の働き方-求められる子育ての可視化 |
2 | わが国における公共性の実現と男性の育児参加問題 |
3 | 子を人として尊んで育てる |
4 | 教育現場に見る「育てる」ことの困難 |
5 | 子育て世代を支える言葉-「子育ては難しい」という意識の発生をめぐって |
6 | 「若者」を育てることの困難 |
7 | 内向きの若者たち-産み育てる人になることの困難 |
8 | 現代女性の母性観と子育て意識の二重性 |
9 | 甲南大学人間科学研究所第7回公開シンポジウム 育てることの困難-家族・教育・仕事の今を考える パネルディスカッション |