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商品説明
抑圧された民衆の側に立ち、澄みきった眼で日常を見つめ、ロシア文学に啓発されつつ、小気味良いエスプリを利かせ、多彩に作品を描きわけた最良の口語自由律詩人・小熊秀雄の人生と作品。構想以来四十有余年、キーワードに巡り合う度に書き継いだ労作七〇〇枚。所謂「転向問題」への、新しい提起も含む。
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収録内容
1 | 第1部(小熊秀雄における詩と思想-その民衆性の問題によせて |
2 | 小熊秀雄とその時代(『小熊秀雄ノート』補説のためのあとがき)) |
3 | 第2部(小熊秀雄におけるプーシキン |
4 | 小熊秀雄の死と仕事 |
5 | 『飛ぶ橇』の問題ひとつ |
6 | ロシア「夢占い」と「馬の糞茸」 |
7 | 二十世紀ロシア文学の聖と俗-小熊秀雄によせて、あるいはミレニアムへの小さな感想 |
8 | 中野重治さんからの手紙) |
9 | 第3部(小熊秀雄とロシア |
10 | 一八四四年のエンゲルスから-小熊秀雄におけるロシア文学と社会主義) |