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収録内容
1 | 第1部 "私"を求めて-境界を越える作家たち(失語の迷宮-コンラッド『密偵』における「語り」の問題 |
2 | 越境する少女たち-アンジェラ・カーターが語り替えた二つの物語 |
3 | 怪異分身譚をめぐる「私」への恐れ-マージョリー・ボウエン「内なる鏡」を中心に |
4 | 寡黙の豊穣-カズオ・イシグロの『遠い山なみの光』 |
5 | 越境を拒む者たち-もうひとつの教養小説の系譜) |
6 | 第2部 見失われる"私"-言語意識の転換(言語による修復-イアン・マキューアンの『讀罪』 |
7 | 幻視の海-コンラッド『ナーシサス号の黒人』における「視覚」の問題 |
8 | ジェイムズ・スティーヴンズの小説『金の甕』-作家としての自立と創作の方向性 |
9 | 破滅に向う芸術家の魂の輝き-『月と六ペンス』再読) |
10 | 第3部 "私"の解体-モダニズムのもたらしたもの(ゆれる意識の網のなかで-ヴァージニア・ウルフとモダニズム |
11 | 肖像写真とヴァージニア・ウルフ-未完の自伝「過去のスケッチ」を中心に |
12 | 国家の行方-『ハワーズ・エンド』に変奏される愛と結婚の物語 |
13 | ジョージ・ムアの小説-『湖』とエグザイルの思想 |
14 | 垂直の時の彼方へ-『フランス海軍大尉の女』の謎を追う) |
15 | 第4部 "私"の変容-ホロコーストの後に(「負の遺産」が未来を拓くとき-受け継がれた『アンネの日記』 |
16 | 「私」がビルマ体験で見たもの-ジョージ・オーウェルの「絞首刑」と「象を撃つ」をめぐって |
17 | ポストコロニアリズムのもたらしたもの-ジェイン・オースティンと西インド諸島 |
18 | 初期ロレンスと優生学-『白孔雀』にみる帝国のイデオロギー |
19 | 国外離脱者と故国-マイケル・オンダーチェ『アニルの亡霊』を読む) |