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商品説明
「出会った絵について書くことは、でも勿論私について書くことでした」ドラクロワ、ゴッホ、マティス、荻須高徳、小倉遊亀、オキーフ…etc.。古今東西の27人の画家の作品をとりあげ、「嫉妬しつつ憧れつつ」自由に想いを巡らした、美しくユニークなエッセイ集。愛らしい小品から名作まで、画家たちの様々な作品を鑑賞しながら、江國香織その人に出会う-二重の楽しみが味わえる、宝物のような一冊。
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収録内容
1 | ゴーギャンのオレンジ-ゴーキャン「オレンジのある静物」 |
2 | 完璧に保存される物語-カリエール「想い」 |
3 | 体の奥がざわめくなつかしさ-ホッパー「海辺の部屋」 |
4 | 祖父の家-児島虎次郎「睡れる幼きモデル」 |
5 | ボナールのバスタブ-ボナール「浴槽」 |
6 | ポケットに入れて-ドラクロワ「花の習作」 |
7 | うつくしいかたち-東郷青児「巴里の女」 |
8 | あの怠さ-パスキン「昼寝」 |
9 | 意志的な幸福-カサット「劇場にて」 |
10 | ユトリロの色-ユトリロ「雪の積った村の通り」 |
11 | 宗教のような、音楽のような-ゴッホ「夜のカフェテラス」 |
12 | 同化するということ-荻須高徳「カフェ・タバ」 |
13 | セザンヌのすいか-セザンヌ「すいかのある静物」 |
14 | 過渡期の人・マネ-マネ「海にとび込むイザベル」 |
15 | あるべき場所のこと-グレコ「聖アンデレと聖フランシスコ」 |
16 | ひらがなのちょうちょ-ルドン「ちょうちょ」 |
17 | 豪胆さと繊細さ-小倉遊亀「家族達」 |
18 | プリミティブという力-ムンク「お伽の森の子供たち」 |
19 | かつて持っていたくまのぬいぐるみ-ワイエス「グラウンドホッグ・デイ」 |
20 | 豊かさ、幸福さ、まっとうさ-マティス「ヴァイオリンのある室内」 |
21 | インタレスティングということ-カラヴァッジョ「聖トマスの懐疑」 |
22 | 見知らぬ絵-カーシュテン「赤い台所」ほか |
23 | オキーフの桃-オキーフ「桃とコップ」 |